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大西洋平さん(29歳)
  慶應義塾大学大学院経営管理研究科(2012年3月修了)
    (株) インターコミュニケーションズ 社長室室長
 僕にとってMBAは、目の前にある社会とこれから始まる未来を、大きく広く見渡す勇気と力を与えてくれました。

 本文を執筆している僕は、今月末(2012年3月末)をもって、KBS(慶應ビジネススクール)を修了・卒業する間際です。MBAの集大成ともいえる修士論文を1月に完成し、同級生と比べて少し早めの先月2月から、ご縁合って、潟Cンターコミュニケーションズという近々上場を目指すベンチャー企業に、社長室室長として就業を開始しました。

 せっかく頂いた機会であるこの場所では、
(1)MBAを目指した動機
(2)MBAで学んだこと・得たもの
(3)MBAの卒後
について、私なりに感じる事や意見を述べさせていただきたいと思います。
これからMBAを目指される方、MBAに在学中でMBA課程や目の前の現実と格闘中の方に、少しでもお役にたてればと思います。

(1)MBAを目指した動機
 MBA進学前の僕は、人材紹介業を営む企業に勤めていました。そこで2008年にリーマンショック・金融不況を体感し、クライアント企業が採用をいっせいに控えるだけでなく、大量のリストラが行われるという、すさまじい光景を目にしました。クライアント企業だけでなく、当時所属していた会社の社内も雰囲気が一変し、会社が昇り調子の時に目指していたビジョナリーな姿とはかけ離れたマネジメント方針や、荒んだ現場の光景が一気に広まりました。
 ふと我に返ってみると、ビジネスパーソンとして経済社会の中に身を置いていながら、その原理・原則、仕組みについて全く理解できていない自分に気づきました。当時の僕は、一丁前でたいそうな夢を持ち、その夢について仲間と語るのが好きでした。しかしこの時気づいた事は、現実とその夢を繋ぐ過程にあるゲーム(経済システム)のルールを、ほとんど無知でいる自分がいた事です。これでは、地図やコンパスも持たずに未踏の地を目指して冒険に出かけたようなものです。
 幸い、学生から社会人になって世界が広がり、そこでの経験から、社会や未来に対する問題意識や理想を抱くこともできていました。その夢にたどり着くために、今一度、地図とコンパスを広げ、今後の人生の冒険を設計したい、そして将来たとえ迷ったとしても、柔軟な航路を選び、死ぬまで夢を目指し続けられるような航海術を身に着けたいと思い、MBA進学を志望しました。

(2)MBAで学んだこと・得たもの
 上記のような動機でMBAを志したため、学んだこととしては、当然のことながら経済学、経営学が挙げられます。KBSでは基礎科目(マーケティング、経営科学、組織マネジメント、会計、財務、生産、経済・社会・企業、戦略)が設定されているうえ、豊富な専門科目がラインアップされていたので、良い環境であったと思います。
またそれらの原理原則を深く理解するために、学問領域としては、数学、統計学、果ては社会学や社会学、心理学や哲学まで専門科目の履修だけでなく、自主的に専門書・論文を取り寄せ学びました。
 加えて、KBSの特徴であるケースメソッド教育によって、グループやクラスで議論を重ね、また私は山根節先生のもと、ゼミ活動でも口角泡を飛ばすような活発な議論を行う事ができました。また、多方面の領域の一線で活躍される方々の講演会、そして自主的にアポイントをとって上場企業の社長などにヒアリングや議論させて頂くような事を通して、様々な価値観に触れ、様々な物事の見方を吸収することができました。
 まとめると、アカデミックに学問を学び、設問や課題に応えるフレームワークや方程式を学ぶ事ができました。しかし、そんなことはお金があればコンサルタントに、お金がなければwikipediaやyahoo知恵袋にお任せすればいい話です。それよりもMBAで得た事は、学習の機会を通じて、今後生きていくうえでの価値観や倫理観まで昇華できたことが大きかったと感じています。僕の場合は"夢""未来""情熱"といったテーマについて、現段階での自分なりの確信を得る事ができたと感じています。つまり、MBAを通じて、人格形成のための素晴らしい機会を得る事ができたと思っています。

(3)MBAの卒後
 冒頭にも申し上げた通り、2012年2月から、(もうすぐ社名を変更する可能性もあるのですが)潟Cンターコミュニケーションズという会社で、2月から社長室長として勤務を開始いたしました。
 知識面や仕事でのアウトプットに、MBAで学んだ理論やフレームワーク、また仕事体力などは、言うまでもなく大いに役に立っています。前職までの私の経験は、営業職と支社マネジメントの経験しかありませんでしたが、現職ではわずか1か月半の間で、人材開発(採用〜人材育成)・人事制度構築・CI・BPR・事業企画・経営企画など、挙げればきりがないほど多方面にわたっての仕事を任せて頂いておりますし、これからもその領域は増えていくと思います。
 当社の社長は現在アメリカで自ら現地法人の立ち上げに挑戦しておりますので、リモートでの社長室という立場で働いています。社長からは「僕の右腕・左腕となって頑張ってほしい」、日本法人トップの副社長からは「大西君は、将棋で言うところの飛車と角。縦横無尽に暴れまわってほしい」と、それぞれ身に余る光栄な熱い言葉を頂いており、働きがいも働きごたえも感じて充実した日々を送っています。

 僕が現在イメージしている夢は、ビジネススクールの先生になる事です。そして、そこにたどり着くまでに、世界に名を馳せる企業を日本から生み、育て、多くの人に機会を提供していきたいと思います。その経験とそこで感じた価値観を引っ提げて、更に若い世代に情熱と可能性を提供できるような先生になろうと思っています。
 一方で、ここまでお読みいただいた方に、ひとつ慎重になっていただきたい事があります。MBAの中では、アンチMBA系の情報源にあるように、学生間のモチベーションギャップも目にしましたし、実際にストレスを感じた事もあります。同級生の中でも卒後進路に苦戦する人もいます。
 僕の目から見たときに、そういうネガティブな情報すべてが事実だとは感じませんが、そういう側面があることも事実です。ですから、安易に人にMBA進学を薦めたいとは思っていません。

 しかし僕の場合は、幸運にも、MBAで学んだ知識や得た確信が、目の前に広がる社会の広さと可能性を見えるようにしてくれました。実際に何度か意識を失って倒れるほど本気でMBAで格闘した経験が、これから始まる、もっともっと大きく広がり機会にあふれた未来を見渡す術と勇気をくれました。そういった僕自身の感覚からすると、MBAという、とても良い機会に身を置くことができて、とてもラッキーだったと思います。
 ウインドミルの扉をたたき飯野さんとお会いしてから、MBA進学、現職というステージを過ごし、日々、バリバリと音を立てて自分が成長する人生が続いています。幸運にもたまたま巡り合ったMBAという機会に感謝しています。MBAとそれに関連する人や出来事と関わった幸運にも恵まれました。今後の人生では、この出会ってきたたくさんの機会で学び培ってきた事を、社会や未来のために良く活かし貢献していきたいと思っています。
N.Tさん
  筑波大学大学院ビジネス科学研究科経営システム科学専攻(2008年修了)
    上場企業 マーケティング職
昨年3月、私は筑波大学大学院ビジネス科学研究科(以下GSSMと略す)を修了した。GSSMでの2年間を振り返ってみて、非常に多くの経験や能力が得られたと実感している。それらは大きく分けて3つある。

1) 研究の基本を学ぶことができたこと
2) 数多くの研究者や社会人学生と知り合うことにより、人脈の幅が広がったこと
3) 研究発表を行うことで研究実績を作ることができたこと

 1)について、GSSMでは修了要件の中に「修士論文」の提出が求められているため、学生は在学中に指導教官より論文指導を受け、各研究フェーズ(概要発表、中間発表、最終発表)をクリアしないと修了はできない。特に私が所属していた研究室では、1年生の秋頃から2年目の4月になるまで問題意識の特定、先行研究の調査そしてモデルの設定、メソドロジーの特定までを完了させなければならないというかなり高いハードルが課せられていいたため、必死になって研究に取り組まねばならなかった。しかしながら、こうした苦労を通してそれまで使うことのなかった「アカデミック」な脳みそを養成することができ、研究を行うための土台を築くことができた。
 ここで言う「アカデミック」な脳みそというのは自分で仮説を構築したり、実証したりする能力のことで、これはケーススタディ中心の講義では得られない。もちろんケーススタディそのものが無駄であると批判するつもりは全くなくケーススタディを多くこなすことによって知識が深まるというメリットはあるのだが、経営学において本当に必要とされる能力というのは、誰かが過去に作ったビジネス事例をただ外側からディスカッションすることによって得られるのではなく、ビジネスに関わる内面的事象に隠された相関性や因果関係を自分自身がフレームワークとして構築する、またはモデル化しそれを実証することによって得られるのではないか、そんな風にGSSMでの学生生活を通して感じることができた。
 2)については、GSSMは教員数、一学年の学生数ともそれぞれ30名程度のため、教員と学生、同級生同士の距離が非常に近く、講義やゼミナール、食事会などの機会も多いため、人脈を作るには絶好の環境である。このようにGSSMは他大のMBAとは異なり、教員数、学生数ともかなり小さくこじんまりしている雰囲気があるが、逆に少人数だからこそ濃度の濃い付き合いができる。
 例えば、1)と関連することとして、教員-学生の距離が近いので、学生は自分が所属する研究室以外の教員と気軽に接することができ、研究に関する相談や輪講の開催なども可能となり、「自分が知りたい」ことに対する欲求を簡単に満たしてくれる。また、学生同士の付き合いに関しても、GSSMの学生は昼間は様々な業界で活躍する社会人なので、各業界でいまどのようなことが起こっているのか?情報交換をすることができる。こうして、学生同士が仲良くなることにより自分の研究の調査対象も広げられるというメリットも生まれる。実際、私の研究においても同級生が所属する企業にお願いをして、多くのサンプルを集めることができた。
 GSSMの教員と学生は少人数であるが故に非常に濃い人間関係、人脈形成ができるのである。
 3)については、指導教授の薦めと協力により、在学最後のイベントとして海外での研究発表を行うことができた。これにより、「海外での学会発表」というひとつの大きな研究実績を残すことができた。
 具体的な話をすると、修了月となる3月の中旬、アメリカを拠点とする経営学系の学会がカリブ海のプエルトリコという島で開催するカンファレンスに発表しようと指導教授に薦められ、参加することになった。研究テーマは修士論文と全く同じで、海外派遣者の現地における適応、職務満足と仕事成果に関する研究だった。学会発表前の作業としては、日本語で書かれたものを英訳する作業がメインだった。アブストラクト(1ページの研究概要)、プロシーディング(10ページ程度にまとめた論文の概要)の作成を行い、指導教授にチェックを入れてもらいながら、学会に提出した。審査の結果、その学会より何とかアクセプトされ、本大会であるカンファレンスに進むことができた。実際に現地のカンファレンスに参加した感想としては、ホテルの会議室を利用した、かなりこぢんまりとした学会であったかなという印象だったが、発表のときは(すべて英語であったこともあり)かなり緊張し、質疑応答については英語がよく聞き取れず結局、指導教授に回答してもらうことになった。しかしながら、カンファレンスに参加した感想としては、人前で英語による研究発表ができた、という自信と度胸がついたことは確かで、今回の海外での学会発表を通して、また今後もこのような機会に参加してみたいと感じる良いきっかけになった。
 最後にGSSMでの2年間は上記だけではなく、ここでは書ききれないほどの数多くの有意義な時間を過ごすことができた。MBA用語で言うなら、費用対効果の非常に高い学校であることは間違いない。
渡邊 将志さん
証券会社
  早稲田大学大学院商学研究科(昼間)(2007年修了)
    部長
私がビジネススクールの二年間で得たもの(成果)は大きく二つある。
 
(1)視野が広がったこと
(2)リサーチの方法論を身に付けたこと

(1)は、基本的にどのビジネススクールでも得られる成果である。私はビジネススクールに入る前の約10年間、ずっと同じ業界で働いていた。その間は、あまり感じなかったが、外に出てはじめて「自分がいかに狭い世界で生きていたか」を痛感した。ビジネススクールでは、様々な業界から人が集まり、様々なケースについて研究する。そのため、日々、自分とは異なる考え方に触れることになる。そのたびに、「世の中には、こんなにもいろいろな見方があるのか」ということを思い知らされた。こういう経験(訓練)を積むうちに、ある課題について、これまでなら一つや二つ程度の見方しか出来なかったものが、より多くの視点から考えることができるようになった。それまで単一的なものの見方しかできなかった私にとって、視野が広がったことは一つの大きな成果であった。

(2)は、(1)と異なり、どのビジネススクールでも得られるものではない。主に、修士論文に力を入れているビジネススクール(あるいはゼミ)に入っている人にしか得られないものである。「ビジネススクールといえば、ケーススタディ」というくらい、今のビジネススクールは、「ケーススタディ偏重主義」にあるように思う。ハーバードが、「MBA=ハーバード=ケース」というブランド・イメージを築いた結果であろう。かくいう私も、入学当初は、「ケースをやらなきゃ、ビジネススクールに来た意味がない。学者になるわけではないから、論文なんて、そこそこのものを書けばいい」という考えでいた。勿論、ケーススタディには、いろいろな業界や会社の事例について、様々な角度から議論をし、そこから教訓を得るというメリットがある。しかし、ケーススタディをやるうちに、得られた教訓をビジネスで活かすには、ケースだけでは限界があると感じるようになった。

通常、ケーススタディでは、個々のケースを縦割りに一つずつ研究・議論していく。これは、例えるなら、野球の打ち方を学ぶのに、イチローや松井、清原の打ち方(ケース)を一つずつ研究していく方法に似ている。ただ、イチローや松井の打ち方を個別に研究したからといって、誰でもすぐに打てるようになるだろうか。松井の豪快な打ち方は、大柄でパワーのある人ならいざ知らず、小柄で非力な人にとっては、研究しても打てるようになるとは限らない。ケーススタディの限界がここにある。つまり、学んだケースが実際のビジネスの場面に似ていれば参考になるが、異なる場合、あまり参考にならないのである。では、どうすれば良いのか。先の例でいえば、個々の打ち方の研究にとどまらず、イチローや松井に共通する特徴を横断的に見出し、それを一般化し、自分なりのバッティング理論を作れば良いのである。そうすれば、体格に関係なく、打てるようになるであろう。この理論を作る一連のプロセスが「方法論(Methodology)」であり、私は論文を作成する過程で、この方法論を身に付ける機会を持つことができた。これが二つ目の成果である。

より具体的には、私は、「チームで創造的なアイデアを生み出すためにリーダーは何をすべきか?」との課題を立て、研究を行った。研究は、英語の論文の読み込みと10名のクリエイターへのインタビューが中心であった。大雑把に言えば、10件のケーススタディを行い、その上で10件に共通する要素を抽出し、それらの要素を過去の先行研究を参考にしながら、独自にまとめることで新たな理論を作ったのである。この研究には、半年以上かかったが、一般化した理論にまで昇華させることができたことから、私の中では血となり肉となり、今でも記憶の中に鮮明に残っている。一方、通常のケーススタディの授業で学んだことは、正直、一部記憶に残っているものの、大半は忘れてしまっている。矢継ぎ早に詰め込んだため、体にまで染み込んでいなかったのである。なお、インタビューに協力してくれた10名のクリエイターの方とは卒業後も2ヶ月に1回のペースで会合を持ち、卒業後も親交を深めている。これも私にとっては貴重な財産となった。

一般的に、ビジネススクールでは、ケーススタディや講義形式の授業が中心で、論文作成(方法論の習得)は二の次となりがちである。しかし、私の場合、ビジネススクールで得たスキル(知識)の内、6割くらいは論文作成により得たものである。残り2割がグループ・プロジェクト(新規事業のビジネスプランや新商品の開発プランの作成・発表等)、1割がケーススタディ、1割が講義から得た知識といった具合である。入学当初は、ケースが7割、論文が2割、講義が1割くらいのイメージで考えていたが、実際は全く違った。意外に思われるかもしれないが、これが事実である。これから、ビジネススクールに行くことを考えている方には、是非、「ビジネススクール=ケーススタディ(実務的)」、「論文作成=お堅い文章書き(学術的)」といった固定観念にとらわれることなく、様々な情報を収集して進路を考えていただきたいと思う。
小磯 武さん
ハイテクベンチャー企業
  早稲田大学大学院商学研究科(昼間)(2007年修了)
    マーケティング部長
 今、振り返ってみるとWBSで得られたものはたくさんあったと思う。その中でも大きなものとしては、(1)ビジネスストーリーの構築力、(2)アジアングローバルセンスの習得、(3)異種業界との交流の3つが挙げられる。

  私はWBSを卒業後、前職の同僚がスピンアウトして作ったハイテクベンチャーに就職した。WBSに入学前は、研究者としてこの事業に携わっていた。会社名は違うものの、実質的には前の職場に戻ったような感覚である。ただ、大きな違いは、大企業という肩書きから、誰も知らないベンチャー企業の肩書きになったこと、そして私の仕事が研究だけの枠組みだけでなく、事業全体の方向性を考える仕事になったことである。
  WBSで培ったビジネスストーリーの構築力は、現在の会社に入社して直ぐに役立った。私は、WBSに入学前、新規事業にずっと関わっていた。その経験から、新規事業にはビジネスストーリーが非常に重要であるということを実感していた。WBSでは、ビジネスプランを書く授業があり、ビジネスストーリーの構築力を身につけるには最適な環境である。私はこれを利用して、積極的にビジネスプランを書くように努めた。その結果、ベストなストーリーかは別として、市場、製品・サービス、戦略、ファイナンスといったすべての要素を考慮したビジネスストーリーを構築する力を身につけることができた。このお陰で、今の会社に入社してすぐに、資金調達のためのビジネスプランをスムーズに作成することができた。また、交渉や議論の場でも全体のストーリーを考えた発言をすることができるようになった。

 WBSではアジアングローバルセンスも身につけることができた。WBSの特長の1つにアジア人の留学生が多いことが挙げられる。アジア人の留学生とは、ゼミや授業内でのディスカッション、グループワークなどを通して、彼らの独特な考え方や日本人との共通点を感じることができた。コミュニケーション言語はどうしても、英語が主流となってしまうため、100%の意思疎通は不可能であるが、じっくりと時間をかけて話をしていくにつれて理解を深めることができた。今の会社では、欧米よりもアジアとの関係が深い。顧客や競合という視点よりも、ビジネスパートナーという関係でやり取りすることが多い。工場がアジアに集約しているという最近の傾向からも、今後益々パートナー関係は重要になってくると考えられる。アジアングローバルセンスばかりでなく、WBSで得られたアジアの人脈も将来大きな価値を生み出すかもしれない。

 WBSで得られた3つ目のものは異種業界との交流である。私は製造業しか経験したことがなかったため、他業界のことは全く知らなかった。WBSには様々な業界出身の人たちが集まっている。そのため、今まで知らなかった業界の常識や見方を学ぶことができた。新しいことをやったり、何かを変えたりするには、色々な視点で物事を見る力が必要である。製造業だけの狭い視点で新しいビジネスを考えるには、当然ながら限界がある。銀行、証券、投資ファンド、商社など多くの視点でもビジネスを見られるようになれば、アイデアの幅が広がるばかりか、的確な意思決定ができるようになる。現在、私はベンチャー企業ということもあり、幅広い業界の方と接する機会が多い。WBSに入らなかったら、製造業だけの狭い視点でしか考えられず、自分の判断に自信を持てなかったと思う。

 最後に、ビジネススクールと直接関係ないことかもしれないが、会社から離れ、2年間じっくりと自分を見つめなおす時間があったことは、非常に良かった。自分にとって最も有意義な人生とは何かをじっくり考えることができた。今歩んでいる道が最も良いとは正直わからないが、少なくとも迷いはなくなった。
新井 豪一郎さん
東日本電信電話株式会社(NTT東日本)
  慶應義塾大学大学院経営管理研究科(2003年修了)
    米系コンサルティングファーム
 私は今働いているコンサルティングファームでビジネススクールの2年生の夏にサマーインターンをして採用して頂きました。サマーインターンの間、コンサルティングという仕事の特質からMBAで徹底的に学んだファイナンス、マーケティングの知識とスキルを活用する機会が多かったのを覚えています。また慶應ビジネススクール在学中に鍛えた仮説構築・検証のスキルは今でも仕事で重宝しています。
 MBAホルダーのビジネススクール卒業後の進路は多岐に亘ります。MBA取得前のキャリアを継続する人もいれば、キャリアチェンジする人もいます。ビジネススクールが様々なチャンスと学習の場を提供していて、学生は自らのキャリアプランに沿って積極的に機会の選択と集中を行っていることを考えれば当然なことです。
 MBAホルダーの中でも、目の前にあるいくつかのキャリアの選択肢の中から自分に最適な選択肢を100%の自信を持って選べる人はめったにいないと思います。しかし、前方が不透明な中で自分の力を信じて新しい一歩を踏み出す勇気は、厳しいビジネススクールのカリキュラムを乗り越え、様々な機会を自らの意志で選択と集中を続けてきたMBAが共通して持ち合わせているものです。そしてその一歩を踏み出す勇気を支えるだけのビジネススキルと胆力を身に付けているということが、不確実性の高い時代の中で活躍し続ける上で求められる重要な条件なのではないでしょうか。
藤間正順さん
都市銀行支店
  一橋大学大学院商学研究科経営学修士コース(2003年修了)
    都市銀行ストラクチャードファイナンス営業部
 私がここで申し上げたいことは、「MBAは取得しただけでは人生に何の付加価値ももたらさない」ということです。自分自身のキャリアを考え、作っていく過程において、MBAで学んだこと、もしくはMBAホルダーであるという客観的事実を能動的に活用していくことが極めて重要です。
 私は企業派遣生だったので、修了後に銀行という大きな組織の中で、いかに自分の希望するポジションを得るかが課題でした。私はMBOやLBOといったバイアウトの将来性に関心を持っていたので、MBOについて修士論文を書き、その研究成果を人事部に積極的にアピールすることで買収ファイナンスを担当する部署に就くことができました。MBA留学前の6年間を支店勤務で過ごしていたことを考えると、大幅なキャリアチェンジと考えて良いでしょう。MBAを取得した事実や研究内容が、組織の中でスムーズにキャリアチェンジを図ることに繋がったのは間違いありません。
 しかし、ポジションを掴むことは単なる手段に過ぎません。そこで何をするかがより重要です。私は、拙著『国内MBAスクールガイド』(東洋経済新報社)の中で、「MBAの意義は本質を見抜く力を養うことにある」と書きました。「本質を突き詰めて考えること」は、99%のビジネスパーソンは実践できていません。MBAでこの素地を備えることができれば、それだけで大きな差別化のポイントになります。「会社の論理」でない、本質を伴った議論は、顧客を含めた万人に受け入れられるものです。そしてそれこそが、ビジネスの場において付加価値を生み出していくベースになるものではないでしょうか。
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飯田高志さん
都市銀行
  早稲田大学大学院アジア太平洋研究科(2003年修了)
    ソニー株式会社
MBA進学の動機
 都市銀行勤務時代、法人営業を経て大型不良債権処理に従事しておりました。当時、取引先の経営支援のため、系列シンクタンクのコンサルタントの方と企業再建策立案等で接する機会が多い毎日でした。コンサルタントの多くはMBAホルダーで、職務の合間に聞く彼らの留学話に触発されたことが進学動機の背景にあります。もともと学部時代からMBA取得には強い関心があり、不良債権処理、企業再建に携わるようになってからは、財務面だけでなく企業経営全般に関わる知識を体系的に勉強したいという気持ちが高まっていました。勤務先からの派遣制度も考えましたが、いつくるかわからない人事部からの指名を待たねばならなかったこと、私費であってもMBA取得を目的とした休職は認められなかったことで、退職してMBA私費入学を決意しました。
WBS(早稲田大学ビジネススクール)選択理由
 海外ではなく、国内MBAへを選択した理由は2つあります。1つは、私費で進学を目指すために何よりもコスト負担面(授業料、生活費)を考えると海外でのMBA取得は非常に困難であったこと。2つ目に、自己投資の学習効果を最大化するためには母国語で学ぶほうが効果が大きいと判断したことにあります。また、多くの国内MBAの中でもWBSを選択したのは学生構成の国際性と実践性(詳細は後述)、そして何より、後に研究室でお世話になる西山茂助教授が教鞭を取られていることが大きな決め手になりました。
WBS(早稲田大学ビジネススクール)の特徴
 WBSの特徴は大きく2つあります。1つ目は、世界30数カ国から学生が集まる国際性です。留学生多くはアジアを中心に、各国の政府職員、高級官僚、グローバル企業スタッフが派遣されてきております。大学院全体が国際社会の縮図と言えます。2つ目は、トライアングル・メソッドという独自の教育方法にあります。企業・大学・学生が三位一体となり企業の抱える問題解決に取り組みます。同期の中には、企業買収のvaluationに携わった方や、地方自治体の街づくりプロジェクトにコンサルタントとして参加した方もいました。在学しながら、多様な実務経験が積める教育方法です。WBSにおいて実務と教室の垣根はありません。授業形式はケース:講義の比率で大体6:4くらいです。講義といっても学部のような教員から学生への一方的なものはなく、教員と学生間で討議し合いながら進める双方向授業です。WBSにおいて一方向の授業というのは、ケース討議、講義のいずれであっても存在しません。教員、学生と毎日が真剣勝負と言えます。
学生生活について
 毎日、山のような課題、ケース、参考文献が課され1年目は慢性的な睡眠不足が続きます。週末でさえ、2日間のどちらかを予習に割かねば、単位取得は困難と言えます。WBSでは曖昧な発言や成果物では教員だけでなく、同期学生にも認めてもらえません。そのため、ケース討議の準備に深夜までかかっても、なかなか寝付けないという精神的緊張状態の日々が続きます。WBSの授業ではいかなる状況でも問題の本質を考え、自分の意見を伝えることを求められてきました。授業で学んだこと、得た知識は時が経てば陳腐化してしまうかもしれません。しかし、WBSで学んだ問題の本質と解決法を「考える力」は自分の人生にとってかけがえのない財産だと思います。
就職&卒業後について
 私費MBA学生の関心事は、卒業後の進路にあると思います。私自身もその例外ではなく、2年生の秋頃から就職活動を開始しました。終わってみれば、現在の勤務先と外資系戦略コンサルティングファームの2社から内定を頂きました。多くのMBAがそうであるように、私も卒業後のキャリアとしてコンサルに非常に関心がありました。しかし、トライアングル・メソッドで垣間見たソニーのファイナンス業務の先進性、自由な雰囲気、何よりも事業経営に主体者として参加できるという魅力に惹かれました。幸い私は、運良く希望の職に就くことができましたが、私の受けた印象では国内MBAの転職市場での評価は、まだ発展途上であることは否めません。しかし、WBSで学んだことで入学前には想像もしなかった職に門戸が開かれ、チャレンジできたのは事実です。現在、私は勤務先にてグループのファイナンシャル・プランニングに従事しております。“常に新しいことへ挑戦する”というソニーのDNAはファイナンス部門でも例外ではなく、日々、新たな業務を企画すべく邁進しております。専門分野以外の業務周辺知識を強化し、ソニーグル-プの企業価値向上に貢献したいと考えております。
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