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E.Yさん
プロスポーツ選手
慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 2017年2年生として在学中

私は慶應大学大学院経営管理研究科(KBS)に在学しており、2017年4月に無事2年生に進学することが出来ました。KBSは留年制度がありませんので、進級条件を満たさなければ退学となります。私は元々プロスポーツ選手でありましたが、家業を手伝うという目的からMBAに興味を持ちました。スポーツの道からの急な方向転換だったこともあり、最初は入学できるかとても不安でした。しかし、MBAの予備校があることをインターネットで知りダメもとで説明会に参加させて頂きました。そこでウインドミルの飯野さん、木幡さんと出会い、いろいろなお話を聞けたことでMBAへの更なる興味が湧きました。そして、ここで学べば大丈夫ではないかと思い挑戦しようと決め、無事KBSに入学することが出来ました。ウインドミルの授業で教えて頂いた内容は、恥ずかしながら私には初耳なものばかりで大変勉強になりました。また、その教えはKBS入学後も大変役立っております。
志望校はウインドミルの説明会、授業に通って行くうちに絞れていったかなと感じます。KBSはケーススタディ、ケースメソッドを通して経営を学問として体系的に学ぶことができるということをはじめ、全日制でみっちり勉強できる、いろいろな方々との出会いが可能等、私に合っているのではないかと(勝手に)思いKBSを志望しました。

カリキュラム: 1年目の4月から早速、英語のテストと下田5泊6日での合宿が組まれています。そして、すぐにグループに分かれてのケーススタディ、グループワークが始まります。合宿後は休む暇もなく授業が始まり1年1学期はみっちり勉強することとなります。1年は3学期制で、1年目の科目としては基礎科目と専門科目があります。必修の基礎科目は1学期に4教科(会計、経営科学、マーケティング、組織マネジメント)2学期には3教科(財務、経済社会企業、生産)、3学期には1教科(総合経営)を履修することが必須となります。また専門科目は基本1年の2学期から履修することが可能となります。1年生はそれらが主な内容となります。2年生になると専門科目の履修と修士論文のためのゼミナール選択が必要となります。1年を終えて振り返ってみると、特に1年1学期が非常に厳しく大変な日々であったと感じます。私も2年目の4月からは専門科目、修士論文等頑張りたいと考えております。
特徴、授業スタイル:KBSは基礎科目と専門科目が主となっており、1年目は基礎科目が中心の授業となります。また特徴としては基礎科目の授業内容がケーススタディとなり、約75~90分のグループディスカッションから始まり休憩後、クラス討議の計3時間が1授業となります。グループディスカッション、クラス討議では密度の高いアウトプットが求められそのための予習が必須となります。そのため、最初の1年1学期の主なスケジュールとしては9:00−昼休み−16:15の授業、授業後は次の日の予習を行うことが日常となり学校で勉強すると私の場合、帰宅は終電となることが多かったです。しかし、多様性のあるグループの方々とのディスカッションは刺激が多く大変勉強になることばかりです。グループ、クラスにおいては貢献が求められ、クラスでは発言することでの発言点が非常に重要となります。またグループでも各自多様なバックグランドから自分のできることでの貢献が求められます。
在籍する学生について:KBSには多様なバックグラウンドを持った方々がおられます。また年代としても20代後半から30代が大半を占め、全体としても新卒、留学生、上は40代以上といった方々と学生生活を送ることが出来ます。そしてもれなく皆さん心の優しい方々ばかりです。グループに分かれると自然と中は深まり、いろいろなお話を聞くチャンスが生まれるかと思います。
学生生活について:  学校のイベントが多くあります。学年ごとのイベントによって交流を深められることはもちろんのこと、1年上の先輩方との交流イベント等がありますのでたくさんの方々と触れ合う機会があります。先輩方が交流イベントを企画してくれたりするので学生生活の面でも楽しい日々が送れると思います。サークル等(運動系から文科系まで)そういった活動に参加すれば更なる交流の場となります。また、学校にはよく講演の方々が来られるのですが、KBS出身者、現在活躍されている方々の講演を拝聴することができ、非常に素晴らしい環境であると思います。こういった面からもKBSに入ってよかったなぁと改めて思います。
終わりに: KBSでは自ら進んで学ぶことが求められます。大学院ですので当たり前と言ったら当たり前なのですが、先生方は一からすべて教えてくれませんし、わからないことは自分もしくはグループでといったスタイルです。環境的にも突き詰めようと考えれば思う存分自分のやりたいことが出来る環境だと思います。私が1年を終えてみて思うのは、そういったところで生徒の中に差が生まれてくるということです。ですので、将来これをやりたいという将来像をしっかり持って、そのために必要なことを考え自ら行動していくことがいくらでも得るものがあると思います。そういった方には非常に刺激的であり自らを高めることが出来ますし、また体系的な経営知識の取得、あらゆる知識の深堀り、人脈形成といったことでもKBSは最高の環境を有しているのではないかと思います。
尾崎 正和さん
不動産会社勤務
早稲田大学大学院 商学研究科(全日制)(2012年1年生として在学中)
 私は、早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻(早稲田大学ビジネススクール)全日制グローバルに在籍しています。
 突然ですが、みなさんはMBAに進学して何を実現したいと考えていますか?
 起業したい方、転職してステップアップしたい方、スキルアップしたい方、人によって実現したいことは異なると思います。ではこれらを実現するために、MBA在学中に何をしなければならないでしょうか。私は「突出した専門性を身につけること」と「ネットワークを築くこと」であると思っています。
【突出した専門性の必要性】
 ではなぜ、突出した専門性を身につける必要があるのでしょうか。 毎年何万人ものMBAホルダーが世界中で誕生します。授業のスタイルは各校異なりますが、教わる理論や考え方は海外MBAも国内MBAも大きく変わりはないと思います。その何万人ものMBAホルダーと差別化を図るためには、どうすればよいでしょうか。それは特定の分野において突出した専門性を身につけることではないでしょうか。
 では、どのようにすれば突出した専門性を身につけることができるでしょうか。一つの方法は、授業で興味をもった分野を独学で深耕し、さらに所属ゼミにおいてその分野に関するテーマで修士論文を作成することだと思います。
【修士論文の大切さ】
 修士論文にはアカデミックな論文、プラクティカルな論文があります。突出した専門性を身につけるためにはアカデミックな論文を作成するほうが好ましいと思います。
 アカデミックな修士論文を作成するためには、数多くの海外の論文を読まなくてはなりません。さらにハイレベルの論文を作成するとなると、最低でも100タイトル以上の論文を読み、知識を蓄えなければなりません。この作業だけでも専門的な知識が身につきます。さらにデータを集め、そのデータから何がいえるのかをまとめるのが修士論文です。修士論文の作成は、突出した専門性を身につけるための絶好の機会なのです。
 MBAにおけるアカデミックな研究の重要性については、H・ミンツバーグが『MBAが会社を滅ぼす』(日経BP社,2006)においてわかりやすく述べています。参考までに読んでみてください。
【ネットワーク】
 もうひとつ大切なことは、MBAで良いネットワークを築くことだと思います。ネットワークづくりと称して飲み会ばかりしていて勉強が疎かになるのはNGですが、ネットワークづくりは積極的に行ったほうが良いと思います。
 MBAには優秀な人たちが集まってきます。そのような人たちと良い関係を築いておくと、自分が何か実現したいことがあるときに相談にのってくれ、知恵や力を貸してくれます。それ以外にも普段の何気ない会話の中で新たに発見することがあったり、勉強になることが多々あります。このようなことから、MBAで良いネットワークを築いておくことはとても大切なことだと私は思っています。
 以上、私が考えるMBAにおいてやるべきこと2つを述べました。MBAを卒業後に転職を考えている方は、特に「突出した専門性」を身につけておくことが大切なのではないでしょうか。
【早稲田大学ビジネススクール(WBS)】
 私はいくつかの国内MBAの中から、WBSの全日制を選択しました。WBSを選択した理由は、前述した「突出した専門性」を身につけることができ、「多彩なネットワーク」を築くことができると判断したからです。
1.WBSには、「突出した専門性を身につけることができる」土壌がある。
 例えば
 ・入学直後からゼミへ配属される。
 ・レベルの高いアカデミックな研究ができるゼミがある。
 ・他学研究科の授業を受けることができる。
 WBSの全日制では、入学後1ヶ月程度で所属ゼミが決定し、ゼミ活動がスタートします。活動内容はゼミによって異なりますが、ゼミのテーマに沿った専門的な勉強を行います。私が所属するゼミでは教授から与えられた課題をゼミメンバーで調査し、その成果を研究会などで発表しています。また、1年次の夏季休暇から修士論文の作成準備を始めます。私は秋学期から少しずつ海外の論文を読み始めています。  
 WBSの授業の選択肢は豊富にあり、全日制MBAの授業や夜間MBAの授業をはじめ、MBA(商学研究科)以外の他学研究科の授業も受講することができます。私は建築の分野にも興味をもっているので、創造理工学研究科の授業を受講しています。
2.WBSには、「多様なネットワークを築くことができる」土壌がある。
 例えば
 ・生徒数総勢約400名(全日制MBA、夜間MBA)
 ・実務の第一線で活躍する教授陣
 ・勉強会などのゲスト
 WBSの全生徒数は約400名です。国内では一番生徒数が多いMBAです。また、全日制グローバル(日本語生、英語生)の約7割は留学生です。積極的に多くの人と交流すれば、国内だけでなく海外のネットワークもつくることが可能です。
 また、WBSには生徒が立ち上げた部活動があります。私はWBS起業部に所属しており、そこでは定期的に外部のゲストを招いて勉強会を開いています。ゲストは第一線で活躍されている起業家の方がたです。ゲストの方は勉強会後の打ち上げにも参加されます。打ち上げの席では、ゲストの方とより深い話や議論をすることができます。このような勉強会を縁に、一緒に仕事をする機会に恵まれるかもしれません。
 このように、WBSには学校に居ながらにして多様な人と出会い、学外の人ともネットワークづくりができる土壌があります。
 そのほか、WBSの全日制の授業やゼミでは英語を使う機会が非常に多いです。転職などのために、英語のスキルアップを望まれる方にはWBS全日制はおすすめです。
 以上、WBSについて特徴などを含め説明しました。
【最後に】
 MBAでの2年間をどのように過ごして、将来どのようになりたいのかを入学前にしっかりとイメージしておくことが大切だと思います。大学は資源(研究データ、人材など)の宝庫です。しかし、それらを自分から積極的に利用しないと大学側からは何も提供してくれません。「大学の資源を使って自分は何を実現するのか」をよく考え、その中で自分に適した学校を選んでください。私でよければWBSの情報を提供いたします。以上
青木 信生さん
公的医療機関勤務
神戸大学大学院 経営学研究科(2010年2年生として在学中)
 私は、神戸大学大学院経営学研究科専門職学位過程(社会人MBAプログラム)に在籍しています。この春、無事2年目を迎えます。
 神戸大学MBAの教育方式の一番の特徴は、何と言っても「プロジェクト方式」のプログラムを備えていることにあります。まず入学直後の4月に、通常の科目の履修(これだけでも予習、レポート、テストとヘヴィなのですが)と平行して、「ケースプロジェクト」がスタートします。5名1組のチーム(理系チーム、紅一点チーム、等々と名付けられます)に振り分けられ、共通のテーマ(2009年は、ダントツの品質 unmatched quality でした)の下、各グループでケーススタディにふさわしい企業を1社選定し、8月にあるビッグイベント:コンペ形式の最終発表会に向けて4ヶ月間、文献調査、企業訪問、インタビュー、サーベイなどを自由に組み合わせて研究調査を行います。
 企業を訪問し現場に身を置くことは、どのようにして企業が今ある姿を実現してきたのかに思いを巡らせる機会になります。 歴史的背景などを含めた「すべて」の要因が絡んでくる「複雑な現実」の中で、自身の存在を賭けてやり直しのきかない舵切りをし、理念を体現してきた経営者のたたずまいには、「単純化された現実」である机上の「ケース」では決して触れることの出来ない深い学びがあります。
 そして、2009年から始まった「プロジェクト方式第2弾」が、8月にスタートする「テーマプロジェクト」です。今度は学生が自主的に5名前後でチームを編成し、好きなテーマを選んで、3社以上の企業をフィールドに研究調査を行い、翌年1月にビッグイベント(最終発表会)を迎えます。私の属したチームは「モチベーション」をテーマに選び、「変わった制度を活かして社員のやる気を高めている企業の研究」というタイトルで発表を行いました。調べれば調べるほどに、モチベーションというテーマの奥深さ難しさを知り嘆息したり、「変わった制度をもつ企業を調べているけれど、そもそも『制度』とは本質的に何なのか?」と根本的な問いにぶつかり、さながらアメリカの根源に遡る「地獄の黙示録」を観るのにも似た感覚を味わったりと、知的興奮に満ちた4ヶ月間を過ごしました。
 プロジェクトのグループワークは熱を帯びます。神戸大学の学生の特徴は、社会人として相当な経験を積んできていることです。学生の平均年齢は高めで、学生の経験を教育のリソースとして重視する指導方針がうかがえます。現役でマネジメントの立場についている学生も多く、同級生の頭の切れっぷりに舌を巻くことしばしばです。仕事上の問題意識を抱えてMBAプログラムに応募して来ただけに、非常にモチベーションが高い人たちです。また、学生はダイバーシティに富んでいます。関西が主とは言え国内各地から集まっており、英語や中国語がネイティブの学生もおり、属する業界は多彩です(ちなみに私自身は精神科医です)。
 仕事で鍛え上げてきた自負がある個人の集団において、そのコラボレーションは、知的異種格闘技の様相を呈します。キック最強!柔術最強!プロレス最強!いやいや空手最強!とばかりに、職業人として練り上げてきた構えから繰り出される一手一手、実務家としての読みの深さに、毎回目の醒める思いがします。
 このようにダイバーシティに富んだ集団において議論を進めていると、ある学生にとってはアタリマエのことが、別の学生にとってアタリマエでない、というようなことが頻繁に生じます。職業人としてさほど意識せず前提していたことが、MBAプログラムのフラットな関係の中では正当性を得ないことに直面する。これをきっかけに、職業人としてビルトインされてきたマインドセットを省察し、職業人としてより深く思考するよう促される。そして、互いの意見を戦わせるだけでなく、対話に乗り出して新しい知識を生み出していくように、また、クリエイティブなカオスを保持しながらも無規範な状況に陥らないように、チームワークとリーダーシップを機能させていかなければなりません。ここに、私のようなビジネスマンらしくない、古来から「方外の人」と言われる職種の者まで取り込むダイバーシティの妙味があるのではないかと思います(方外:人の守るべき道からはずれていること。俗世の外に身を置くこと。僧・画工・医者など(大辞泉))。
 このように、教授陣から学ぶのと負けず劣らず学生から学ぶことの多いのが、神戸大学独自のプロジェクト方式の強みです。鉄は鉄によって、人は人によって研がれる、です。
 H・ミンツバーグが自著「MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方」において指摘する「ケースメソッドが中心となる従来型MBA教育の問題点」を踏まえたときに、経験豊かな学生の強みを存分に引き出すプロジェクト方式を備えた神戸大学のMBAプログラムは、現時点で先端を行くプログラムだと思っています。
 入学後半年でゼミの選択があり、テーマプロジェクトが終わると共に修士論文作成の準備が本格化します。私の属する高橋ゼミでは、「自分が本当に知りたいことは何か?」ということを、繰り返し繰り返し問われています。職業人として経験を積んできた中で「自分が何が何でも取り組まないといけないこと」を鍛え、結晶化していく過程に、煩悶する毎日です。
 エドワード・W・サイードは、自著「冬の精神 亡命についての考察」で次のように述べています。
アドルノの代表作ミニマ・モラリアは、亡命中に書かれた自伝であり、骨抜きにされた生活からの考察という副題がつけられている。「管理された」世界と彼が呼んだものに容赦なく対抗しつつ、アドルノは、あらゆる生が出来合いの形式フォームズ、プレハブの「家ホームズ」に押し込められていると観じた。人が所有するすべての物品のみならず、発言や思考の一切も、究極的には単なる商品コモディティーにすぎない、と彼は論じた。言語とは通語ジャーゴンであり、物品とは販売用のものだというわけである。こうした事態を拒絶することこそ、亡命者の知的使命にほかならない。
 私にとって神戸大学のMBAプログラムは、自分がこれまで親しみ、少なくとも一部は一体化してきた、職業生活という「なじみの場」から越境・亡命することによって、「経験を重ねるうちにいつのまにか意識下に食い込み、人を骨抜きにして家畜的生活へと誘おうとするもの」に対して醒めているためのツールなのです。
 初年度の4月に、研究科長から最初に「学位を得て人脈を作れればそれでいい、という人はうちのプログラムは止めておいた方がいい」とのアナウンスがありました。近年志願者が増え倍率が高くなっている神戸大学ですが、いずれ陳腐化するスキルではなく、一生の血肉となる滋養を額に汗して取り込むことを望む方、「人を非奴隷たる自由人にする学問」としてのリベラルアートに触れたい方は、神戸大学の門を叩かれることをお勧めします。
尾形英之さん
電気メーカー勤務
慶應義塾大学大学院 経営管理研究科(2009年2年生として在学中)
 私は現在慶應義塾大学大学院経営管理研究科(通称 慶應ビジネススクール、KBS)の修士2年に在籍しています。今後MBAを目指す方々等の参考になるよう、これまでの学生生活を通じて私の感じた点を率直にまとめます。
1. 志望動機とKBSの選択理由
 入学前、私は日系の電機メーカーに勤務していました(現在は企業派遣で在学中)。勤務先では入社以来約10年間、通信インフラに関わるプロジェクトをシステムエンジニアリング、プロジェクトマネジメントという立場で統括していました。その中で、徐々に自らの仕事の会社の業績への貢献が伸び悩んでいる事や、自分のスキル向上を目指す場合に仕事をそのまま続けていても限界があると感じるようになっていました。ちょうどそのような問題意識を持った時期に、勤務先で経営学のエッセンスを学ぶ研修がありそのメンバーとして選出され、参加する機会がありました。その研修を受け、自分の問題意識を解決する為には経営学が役に立つと感じ、MBAの進学を決意しました。
 KBSを選択した理由は2点ありました。MBAホルダーの先輩や上記社内の研修でお世話になったいくつかのビジネススクールの先生方にも相談した結果、KBSの教育方法がケースメソッドで自ら考える力を鍛えるには最も適しているという点と、フルタイムMBAの中では平均年齢はやや高めで入学時点の社会人経験年数がその分多く、自分の経験に基づいたディスカッションが期待出来るという点でした。
2. カリキュラムについて
 KBSの科目は大きく基礎科目、専門科目の2つに分かれます。基礎科目は全科目受講必須、専門科目では学生が自分のニーズに基づき受講する科目を選択します。入学後の1年目1学期はほとんどが基礎科目、その後徐々に減り専門科目の割合が高くなります。
 科目によっては若干講義形式の時間がありますが、ほとんどはケースメソッドです。その為自分の知識や経験の無い領域に関してはケースをこなすだけでなく、事前に関連する文献を読むなどして下地を作る必要があります。毎日2科目(2ケース)の授業が行われますので、前日の夕方に授業が終わり次第、次の日のケースを読み自分なりの考えをまとめ、さらに不足している部分は文献を読む、という日々が続きます。特に大変だったのは入学直後です。入学式の次の日から行われる伊豆での1週間の合宿、その後移動日を挟んで日吉のキャンパスで次の週末が来るまでの1週間、合計2週間休日無しでいきなりそのような生活が始まりました。ちなみにケースメソッドについてはKBSのホームページでも紹介されていますのでご参照下さい。
 ほとんどの授業は日本語で行われますが、KBSには海外の多くのビジネススクールとの交換留学制度があり、その留学生と一緒に受講する英語で行われる授業もあります。これまで交換留学生の受け入れは毎年3学期だけでしたが、今年からは2学期にも受け入れるようになっています。またKBSからもこの制度を利用し海外に交換留学する学生がいます。また、ケースメソッド以外にも、グループワーク、プレゼンテーション等多様な活動がカリキュラムとして準備されています。
3. 同級生について
 同級生は様々な業種での勤務経験やバックグラウンドを持った人達が集まっています。私のような理系、会社員もいれば、会社経営者、医師等多岐に渡り、前職の会社も様々です。入学後1週間、寝食を共にする合宿ですぐに知り合い、良い関係を築く事が出来ます。
 それぞれのバックグラウンドが異なる為、当然得意な分野も異なります。例えばマーケティングや会計の経験者はその分野で仲間に貢献し、私のような理系の人間は経営科学のような科目で貢献する、という様にそれぞれ得意な分野で互いに手腕を発揮する事で自分の苦手な領域の力を伸ばしていけたと感じています。
 KBSはケースメソッドが中心、従っていかに突っ込んだディスカッションを出来るかが重要ですが、同級生と良い関係を築く事は忌憚の無いディスカッションを行う土台であり、切磋琢磨出来る仲間を得られる事は在学中だけでなく将来においても貴重な財産になっていくだろうと考えています。その為にも誰かが何かをしてくれる事を待つのではなく、自分から積極的に発言する、プレゼンする等積極的な活動を通じて関係を築いていく事が重要でしょう。
4. 修士論文について
 KBSでは2年目の4月からゼミに配属し修士論文を作成します。現在私は経営戦略の岡田准教授のゼミに配属し、BOP (Base of the economic pyramid)と呼ばれる最貧市場で、人々の生活を豊かにしながら企業の経営を成功させるにはどの様な要因が必要か、という企業戦略に関しての研究に取り組んでいます。現在世界の人口は67億人、今後数十年で80億~100億人にまで増加しそのほとんどはBOPだと言われています。個人的に社会貢献に関心を持っていた事と、私が携わっていた通信インフラの事業は世界規模で行われており今後BOP市場が重要なマーケットになるだろうという予測からこのテーマに取り組んでいます。
 KBSはファイナンス、マーケティングなど特定の分野に集中するのではなく、経営全般をその教育の対象としている為、講師陣のカバーする範囲も広いです。同級生の興味分野も様々でしたが、皆それぞれの分野に合ったゼミに配属して現在修士論文作成に取り組んでいます。
5. その他学生生活について
 KBSでは学生が自主的に多くのクラブを立ち上げ活動しています。私自身も今年山岳部を立ち上げました。月に1度のペースで同級生と日帰りや泊りがけで登山を行っています。友と一緒に大自然の中で一歩一歩前に進み、山を克服した時の達成感は最高です。
 この様にKBSキャンパスで切磋琢磨する、飲み会で一緒にお酒を飲む以外にも学生生活を満喫する場はたくさんあります。
6. 最後に
 これまでの1年数か月KBSで学び、どれだけの事を吸収して自分を鍛える事が出来るかは結局自分次第だ、と改めて感じています。MBAという学位(修士)が欲しいだけであれば必要な単位を取得する為に必要な事だけを行えばよいですし、要領良くやればそれほど難しい事ではないでしょう。周囲を見ても明確な目的意識を持って入学した人ほど、熱心に取り組んでいると感じています。また、入学直後はモチベーションも高く毎日が新鮮ですが、2学期、3学期と進むに従って学生生活にも慣れてきますので、入学当初のモチベーションや勉強に対する緊張感を維持出来るかも自分次第です。私は、この2年間は自分の一生の中でも2度とないチャンスととらえ、緊張感を維持しています。睡眠不足の時期が続きますが、何とかこれまでやって来られましたし、今後も維持出来ると考えています。
 今後MBAを目指す方には、ぜひ問題意識や目的を明確に持った上で入学して欲しい、そしてその意識を入学中も継続して維持して欲しいと考えています。それによって2年間のMBA生活で得られるものには雲泥の差が開きます。そして貴重な2年間を精一杯満喫して欲しいと思います。
旅人さん
経済産業省系公的機関勤務
早稲田大学大学院商学研究科(夜間)(2009年2年生として在学中)
 私は現在、早稲田大学大学院商学研究科専門職学位ビジネス専攻マネジメント専修(夜間主)(通称:早稲田夜間MBAと言われています)2年に在籍しています。
 入学してからの1年間は、刺激的かつ充実しておりあっという間に過ぎたという印象です。この1年ちょっとの学生生活を通じて、私が感じている早稲田夜間MBAをお話ししたいと思います。
●カリキュラム(科目、修士論文等)
 早稲田夜間MBAのカリキュラム面での特徴は大きく3つあると思います。
 最大の特徴は、入試時点で希望モジュール(ゼミ)を選択するため、入学の時点で指導教授、研究の方向性が決まることだと思います。モジュールには専門科目がそれぞれ設定されており、自分が選んだ分野について高い専門性を習得することに重きがおかれています。
 次に、早稲田には昼間MBA・MOTもあることから、これらの授業も受講可能であるのも大きな特徴です。夜間のカリキュラムは、実務経験・一定程度の知識があることを踏まえた内容になっていること、先に述べたとおりモジュール専門科目があることなどから、基礎科目が若干少なく、かつ平日に取りにくいことがあります。昼間MBA・MOTは非常に科目が豊富ですし、基礎科目も充実していますので、時間を工面して幅を広げる勉強をすることが可能となっています。
 最後に、修士論文のウエイトが比較的大きいのも特徴だと思います。1年次の時点で修論の研究計画や副査2名を決め、2年次は修士論文の作成が勉強の中心となってきます。
   早稲田夜間MBAは、必要な知識を学ぶというよりは、ある一定の知識や経験があることを前提に、更に知識の幅を広げつつ、自分の関心ある分野の専門性を深めることが中心のカリキュラムとなっていると思います。
●授業(講義、ケース、課題、講師等)
 実際の授業は、全体としては講義が中心です。ケースの割合は3割くらいだと思います。とはいえ、講義とはいっても、一方的な講義形式のものは少なく、ほとんどはディスカッション等双方向のものがほとんどですから、臨場感のある講義が多いです。
 また、実際の経営者を迎えての講義・ディスカッションが多いのも特徴だと思います。まさに日本を代表するベリートップリーダーからミドルマネジメントリーダーまで、通常の講演会では聞けないような話を聞き、自由にディスカッションできる機会は貴重だと思います。
 課題は、授業によりまちまちですが事前課題があるものが多く、その他期末のレポート提出、試験などもありますから、かなりの負荷があります。
 講師陣は、早稲田夜間MBAの場合、アカデミックな分野で有名な教授と実務出身の有名な教授が両方数多くいらっしゃるので、自分の志向に応じて選択することが可能ですし、両方のタイプの講義を受けることで、バランス良い知識や理解が得られると感じています。また、講師と学生との距離が非常に近く、自由に質問・議論する環境があることはとてもすばらしく、これは卒業後も同じと卒業生からも聞いているので、非常にすばらしいことだと感じています。
●その他学生生活等
 授業は、平日の19:00〜22:05と土曜日です。1年目は平日週3〜4回は通わなくてはならず、土曜日もゼミがありますので相当ハードな日々になると思います。これに課題、期末レポート、試験がありますので、ピークの時期は連日徹夜に近いような状況になりますし、タイムマネジメントは非常に重要だと思います。
 また、早稲田夜間MBAは入学時点でゼミに所属していることもあり、授業以外でゼミ単位での多くの活動があります。私のゼミは、特に交流に力を入れていることもあり、年3回のゼミ合宿や学部生との交流、自主的な研究会、他大学MBAとの交流などを行っています。
 なお、夜間MBAであるため、在籍する学生は全員昼間に仕事を持っている方です。しかも、大企業の忙しい要職ポストで仕事をされている方が多いです。企業派遣の人はほとんどいないこともあり、自らの意志とリスクでMBAに来ている、非常にパワフルでアグレッシブな人たちが集まっているという印象です。年齢は20代後半から40代後半、平均年齢は30代半ばくらいだと思います。
●早稲田夜間MBAで良かったと思うこと
 仕事との両立は想像以上に大変ですが、進学したことを後悔したことは一度もなく、本当に早稲田夜間MBAを選んで良かったと私は思っています。
 一番よかったと思うのが、この歳になって心から尊敬できる師(指導教授)と最高の仲間達に出会えたことです。もしかしたら、勉強することが目的でMBAに入学したのに矛盾していると思われるかもしれませんが、学んだこと自体は時間がたてば陳腐化していきます。ですが、人とのつながりは財産としてずっと継続していくことが可能です。同じ志を持ち、切磋琢磨し合う仲間達と一緒に学び、自然と自分自身と真摯に向き合うことができたということが、ここで得た一番の財産だと思います。
 もちろん、超一流講師陣から講義を受け議論することにより自分の幅を広げることができたこと、専門性を追求できるカリキュラムにより自分が進むべき道を見つめ直すことができたこと、指導教授や仲間に限らず多くの人と出会えたことなども、今後の社会人人生のなかで間違いなく役に立つものと確信しています。
●早稲田夜間MBAに行きたい方へのメッセージ
 僭越ながら、早稲田夜間MBAを目指される方にメッセージを送らせていただきます。
 まず、なぜ早稲田夜間MBAに行きたいのかをもう一度とことん考えてみてください。なぜ、MBAなのか、その中でなぜ早稲田なのか、入試の研究計画書を書く際なぜこのモジュールを選ぶのか・・・、と考えてみてください。なんとなくMBAという気持ちで入学しても得られるものは限られてしまいます。早稲田夜間MBAは、自分の目的意識をはっきりさせて積極的に活動することで本当に多くのことが得られると思います。
 最後に、この2年間は、もう一生得られないかもしれないほどの特別な時間です。ですから、この2年間は徹底的に勉強し、徹底的に人と交流するという強い意志で入学してほしいと思います。早稲田夜間MBAは、必ずその意志に応えてくれる場所だと思います。
岡本竜太郎さん
自動車メーカー勤務
首都大学東京大学院社会科学研究科(2009年2年生として在学中)
 首都大学東京ビジネス・スクールに入学して、本当にあっという間に一年が過ぎました。
これから残り一年をどのように充実させていけばいいのか、残された時間の短さを噛み締めている所です。 私はウインドミルで一年間お世話になり、飯野さんの指導のおかげで、晴れて08年度から首都大学東京ビジネス・スクールに通うことができました。一度、社会人になってから通うビジネス・スクールでは、非常に貴重な時間を過ごせると多くのウインドミルの先輩から教えて頂きましたが、私自身も一年を振り返って確かにその通りだと実感しています。
 首都大学東京ビジネス・スクールの良さは何かと問われれば、教授の「質」にあると思っています。私の場合は、運良く森本教授のゼミに入ることができました。森本教授はソニーの出井元会長と一緒になって、ソニーの経営戦略に深く携わった人です。実際に大企業で戦略を担われた方から論文作成を通じて、大企業の経営戦略について教えて頂けることは非常に貴重な機会だと思っています。今年、入学してきた学生のなかには、森本教授から直接、指導を受けたいと強く希望してきた学生や森本ゼミを卒業した先輩から勧められた学生がいます。例年、森本教授のもとには、モチベーションの高い学生が集まってきており、身が引き締まる思いです。さらに、森本ゼミでは年次を超えた先輩達との交流も活発であり、幅広い人脈を形成できる可能性があります。普段の日常生活では、なかなか知り得ない人達と親睦を深めることがビジネス・スクールの醍醐味だと聞いておりますが、それを実感している所です。
 さらに首都大では森本教授の他にも、組織・戦略・金融において面倒見がよく素晴らしい教授がいます。これらの教授のもとで、指導を受けることができるのが首都大で学ぶ大きなメリットだと言えるでしょう。私の場合、ソニーという大企業で経営戦略を携わられた方から、少しでもソニーの経営戦略について学ぶことができたならば、首都大に入学した価値は充分にあると思っています。
 また、首都大にはロジカル・ライティングの第一人者である照屋先生からも指導を受けることができます。照屋先生はマッキンゼー・アンド・カンパニーにコンサルティングレポート等の論理構成・日本語表現をアドバイスされている方です。このような方からロジカル・ライティングを直接、学ぶことができるのも首都大に通う大きなメリットだと思います。
 実は、私は他に名の知れた大学院にも進学できる選択肢がありました。お世話になる教授は知名度もあり、世間受けしている方でしたが、残念ながらあまり生徒と向き合う姿勢がない方でした。選べる立場には全くないことは承知していましたが、研究したいテーマも異なことから、一から出直そうと思い、ウインドミルの門を叩いた経緯があります。
 これはすべての大学院に言えることだと思いますが、2年間お世話になる教授のことはできるだけ知ってから、進学を決めた方がいいと思います。志望する大学院の生の声を入手することは難しいと思いますが、ウインドミルに入学されたならば、ぜひとも飯野さんに相談して、志望する大学院の生の声を入手することを勧めます。ウインドミルで客観的に判断できるレベルまで情報を入手して、判断したならば間違はないと思います。そして、組織・戦略・金融を学びたい方でしたら、首都大も視野に入れてみませんか?皆さんの期待の応えられる教授陣がいて、きちんと学生を見てくれると思います。
 首都大での1年間は、私にとっては予想以上に充実したものでした。ウインドミルから新しく首都大に入学してきた学生も同じようなことを言っておりました。首都大に限らず、時間もお金もかけて、大学院で勉強するのですから、充実した大学院生活を送って欲しいと思います。そして、好奇心があり積極的に人と交われる方でしたら、首都大で間違いなく充実した大学院生活を送れると思います。
K.Mさん
会社経営
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科(2009年2年生として在学中)
 私は現在、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科(通称:青山ビジネススクール、以下「ABS」)のFlex-time MBAコースに在籍し、この春に2年目のスタートを切ったところである。昨年1年間の学生生活を通じ、私が見て、感じたABSについて紹介していきたい。
■ABS(青山ビジネススクール)の特徴について
 ABSの特徴は大きく2つあげられる。1つ目は世界標準のカリキュラムであり2つ目はユニークな実践的プログラムである。
 ABSのカリキュラムは1年次に企業経営に必須とされる基礎科目をまんべんなく学習し、2年次に「ストラテジー&オーガニゼーション」、「マーケティング」、「ファイナンス&アカウンティング」の中から1分野を選択し、専門性を高めるシステムが取られている。これは欧米では基本的なスタイルだが、わが国で本学のようにきちんと実現している例は少ないと聞く。
 さらに2年次には「体験的学習プロジェクト」、つまり頭で考えるだけでなく体を動かして実践的に学ぶ演習が必修科目として設置されていることもABSの特徴と言える。現在提供されているプログラムは、提携校であるカーネギーメロン大学が作ったシュミレーション・ゲームを使い、同校やモスクワ大学をはじめとする世界のビジネス・スクールの学生たちと、マネジメントの知識やスキルを競う「マネジメント・ゲーム」、仮想の国際金融市場で、ファンドの運用・管理を体験する「FAST(Financial Analysis and Securities Trading)」、ITを利用したビジネスに必要な知識と能力を養う「インターネット・ビジネス・プロジェクト」、プロのアドバイスを受けながら株式ファンド運用の実際を学ぶ「ファンドマネジメント・シュミレーション」、アナリストとIRのプロフェッショナルの育成を目的とした「BACCS(Business Analysis and Corporate Communication System)」、新規事業計画を作成し、それをVCの評価を受けながら実現可能性の高いものに練り上げていく「ビジネス・プランニング」、そして、いわゆる修士論文に取り組む「リサーチペーパー・プロジェクト」の7つのプログラムが用意されている。学生はこの中から必ず1つプログラムを選択し、1年間かけて各テーマにじっくり取り組んでいくことになる。これらはABSの看板プログラムでもあり、非常にタフでやりがいのある演習となっている。私も今から非常に楽しみにしているところである。
 最後に、学生と教員との間の風通しが非常に良いこともABSの特徴として付け加えておきたい。これは長年の校風によるものかもしれないが、学生にとってはとにかくメリット大である。いつでも気軽にどの教員に対しても質問・意見交換できる環境は望んでも簡単に得られるものではなく、これもまたABSの特徴であり財産と言えるのではないだろうか。
■在籍する学生について
 私の在籍するFlex-time MBAはいわゆる夜間コースのMBAにあたり、在籍者はみな、昼間は各自の所属企業で働きながら通学している社会人学生である。また、本コース入学に際して3年以上の実務経験がrequirementとして課されていることから、就業経験を通じて培われた高い問題意識を持つ学生が集まっている。
 年齢的にも30代後半を中心に、20代後半から50代後半まで幅広い年齢の学生が一堂に机を並べる。私は入学前までは20代後半が中心とばかり思っていたが、フタを開けてみると予想以上に学生の平均年齢が高いことに驚いた覚えがある。まさしく「オトナのMBA」である。それにともない学生の企業内におけるポジションも、ミドル・マネジメントをコアに担当者レベルから役員までと多岐に渡る。ABSにも全日制コース(Full-time MBA)があるが、それと比しても、年齢、バックグラウンド、ポジションにおけるdiversityに富んでいるのが本コースの特徴である。これらの多様性が講義やグループワークにおける厚みのあるディスカッションに大いに寄与していると実感するとともに、現役社会人が集まるMBAならではの、リアルタイムな業界情報に接する醍醐味も存分に味わうことができると感じている。
■カリキュラムについて
 先にも触れたが、1年次は企業経営に必須の知識である経営戦略、組織行動、マーケティング、ファイナンス、アカウンティング、さらには経済学、数理統計などの基本を必修基礎科目として学ぶ。授業は講義とケース討議がバランスよくミックスされ(講義:ケースの比率は約7:3)、時折グループワークも織り交ぜながら進行する。ちなみに、ここでいう講義形式の授業とは、学部の時のような教員からの一方向的なものではなく、講義形式といえどもすべてインタラクティブな授業スタイルである。
 ABSは他校と比較すると基礎科目において講義形式のウェートが高い。これについて私は、企業経営に必須な基礎知識を、万遍なく、正しく理解するためには非常に良いバランスであったと感じている。いきなり道具の使い方を訓練する前に、道具そのものの成り立ちや特徴を正しく理解することが、後々その道具を自分のものとして使いこなす近道と考えるのだが、いかがだろうか?また、教員のバックグラウンドもアカデミック・実務のバランスが取れており、とりわけ基礎科目についてはアカデミックなバックグラウンドを持った教員による体系的なレクチャーを受けることができる。これも非常に重要なポイントであると考える。
■学生生活について
 一般に、時間的な制約や仕事との両立など夜間コースのデメリットを縷々耳にするが、わが校の学生について言えば、それらのデメリットを補って余りある情熱と涙ぐましいタイムマネジメントにより、仕事と学業を両立させ、心から学生生活をエンジョイしている。社会人ならではの宿命である「突然の出張」、「プロジェクトで徹夜」、「トラブル発生」…などそれこそ学業への障害を挙げればキリがない。しかし、誰もがそのような状況に言い訳することなくパワフルに乗り切っていく。「仕事が忙しく時間がない」などという言い訳は自身に対する甘え以外の何物でもないことを痛感させられるとともに、彼らの姿勢から大いに刺激を受ける毎日である。
 日々の授業ではそれこそ容赦なく課題、ケース分析、事前リーディング、レポートが課せられる。教員もわれわれが社会人学生であることに対して理解は示せど容赦なしである。1年目は仕事とのバランスも含め想像以上に負荷が高く、慢性的な寝不足が続いた。週末も、土曜日は授業+グループワークをこなし、日曜日すら完全休養とはいかず予習や課題に時間を取られ、いま振り返ると常に何かに追われている感覚が抜けない1年であったように思う。しかし、非常に充実した1年を過ごすことができたと感じている。また、この苦労を共にした仲間は、今後の人生におけるかけがえのない財産になると確信している。
■おわりに
 長年温めてきたMBAでの学び。入学してから早1年が経過した。学業においてもその他学生生活においても、とにかく「楽しみつくす」ことをコンセプトにこの1年を過ごしてきた。振り返ると、精神的にも肉体的にも相当のストレスがかかり、決して楽な1年ではなかった。しかし、心から「楽しみつくした」と言える1年であったと思う。ABSは自ら進んで行動する者に惜しみないサポートを提供する。強い意志と行動力を持ってABSの門を叩いてほしい。門は開かれ、その先には限りない可能性の道が続いているはずである。
片山良宏さん
地方公務員
慶應大学大学院経営管理研究科(2003年度KBS2年生として在学)
 私は、現在、慶應大学大学院経営管理研究科修士課程(通称:慶應ビジネススクール。以下「KBS」)に在籍している。ちょうど1年目が終了し、無事、2年目を迎えたところである。以下に、私が、なぜ、MBAに興味を持ち、KBSを選んだのか。そして、実際にこの1年間でどんなことを学び、どんな学生生活を送ってきたのかということを簡単に述べた後、これからMBA取得を目指される方(特にKBSでの取得)に僭越ながら、メッセージを送りたいと思う。
 私は、大学卒業後、東京都某市役所に勤務することになった。理由は、簡単明白で、「サーフィンと仕事を両立」させたかったからである。普通の人間であれば、上記の志望動機を理解し難いものであると思うかもしれない。しかし私は、本当に心の底からそう思ったし、今でもまったく後悔していない。その後、まさに私の夢であった、サーフィンと仕事の両立の生活が始まったのだ。季節によっては、仕事前、時には仕事後にも海に行った。夢の生活を実現させたのだ。当然、その生活は非常に充実したものとなった。しかし、私の人生に大きな転機が来る。サーファーズイヤーを患ったのである。これは、海に入り過ぎが原因で耳の穴が小さくなってしまう病気だ。この時、サーフィンを始めて以来はじめて、2週間海に入れない生活を送ったのだ。本当に辛かった。ここでこんな問いかけを自分自身にしてみた。「このまま一生海に入れなかったら、おれはどうするだろう?」答えは、「まず、今の仕事をやめるな・・・そして新しいキャリアを築く」というものであった。特に今までの仕事を不満に思ってなかったが、これは、サーフィンとの両立という条件が前提であったのだ。このとき、私の頭に始めて、「転職」ということを意識し始める。結果的には、耳は完治したが、この思いは強まるばかりであった。
 こうして、私は新たな人生を模索し始めた。「どうしようかな・・・」当時、私は、役所の組織風土にいろいろ不満があったし、外部からの何らかの圧力がなければ、この組織風土は一向に変わらないという直感的意識があった。一方、私のビジネスマンとしてのスキル不足、そして、それを補うための環境不足について悩んでいた。そのとき、何気なく行った本屋で、MBAについて書かれた本に出会う。「何だかよくわからないけど、おもしろそうだな」。これがMBAとの初めての出会いとなった。それと平行する形で、自分の知識を高めたいという気持ちと、「転職」についての思いから、MBAへの興味が急速に高まる。今、振り返ると正直なところ、MBAという響きの良さと将来のキャリアアップという漠然としてイメージを持っていたことは事実で、その単純な思いが結果的に私の受験勉強のエネルギーになったわけである。
 結局KBSに入学することになったが、KBSを選んだ理由は、主に、KBSは、国内ビジネススクールの中で相対的に良いという噂を聞いていたため(何をもって良いとするかという判断基準は不明)、就職に恵まれていると聞いていたため、ケーススタディーという授業スタイルをとり、レクチャー方式より実践的能力が身につくと思ったため、である。私の負けず嫌いな性格から、どうせ人生賭けて勉強するなら、自分の納得した環境で、優秀な人たちと学びたいと思ったのである。後悔だけはしたくなった。(あくまで上記の理由は、私が入手した情報と私の価値観に基づいているものであり、実態とは一切関係はない)こうして、無事試験に合格し、役所を退職することになる。ここで、公務員を辞めてビジネススクールへ行くだけでも、変わり者なのに、12月末で退職したため、1月から3月の終わりまで留学をして英語の勉強をしようと考え実際にしてしまう。結果的に、KBSを1年休学し、カナダへ留学、University of Victoria でCertificate of Business Administrationを取得し帰国した。
 そして、いよいよKBSでの生活である。いろいろ噂を聞いていたが、現実は、まさに噂どおりであった。いや、それ以上と言ってもいいかもしれない。入学式の2日後には、伊豆の下田での入学合宿、その後は、週5日朝9時から午後4時半までびっしりケーススタディーの生活が始まった。基本的には、教授による講義はなく、グループディスカッションとクラスディスカッションのみである。当然、授業の前夜には、2つのケースの個人分析を済ませておかねばならない。通常1ケースに、3〜4時間かかる。2つのケースの予習のせいで必然的に睡眠不足は慢性化する。ただ、辛い分、非常に充実した生活を送ることができた。年齢が違う(KBSの平均年齢は31歳程度)いろいろなバックグランドの方とのディスカッションは、本当に価値あるものだ。こんなチャンスはそうあるものではない。KBSの1年目は、必修科目(会計、組織、経営科学、マーケティング、財務、総合経営、生産管理、経済・社会・企業)が中心となり、それに加えて、専門科目の履修が可能である。私の場合は、統計、ミクロ経済学、ネットエコノミー、市場戦略論、競争戦略論、その他、海外からの交換留学生と共に英語で行われる授業を2つ取った。どれも非常に充実したものであったが、特にネットエコノミーの授業では、実際にある会社を4ヶ月間かけてコンサルティングをし、教室の中では味わうことのできない緊張感とプレッシャーを感じることができた。こうして1年を振り返ると、我ながら睡眠不足に弱い私としては、がんばったと思う。ただ、もう一度やれといわれたら、確実にお断りします(笑)。結果的には、お陰様で、現在、大手事業会社のファイナンス部門とコンサルティングファーム(戦略部門)からオファーをいただいている。KBS様様である。
 最後に、これからKBSで勉強することを希望している方に、僭越ながら簡単なメッセージを送りたい。KBSへ入学する目的は人それぞれ異なるであろうが、是非、自分にとって明確な目的意識を持ってKBSへ入学してもらいたい。何のために、何をKBSで勉強したいのか。そして、卒業後何をしたいのか。それさえ明確であれば、何も心配はいらない。KBSでの2年間は、多いに実りあるものとなろう。KBSは、明確な目的を持った人間には、最高にやさしい。
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